「煙ハウス」体験今年も実施しました

2018年7月10日

梅雨前線の影響が残り、むしむしとした7月9日の午後に、文京区の防災課のご協力を得て利用者さまと当日参加されていたボランティアのかたにも参加していただき体験しました。当センターでは、毎年実施する曜日を変更しながら、できるだけ多くの皆さまが体験できるようにしています。

オレンジ色のテントの中は人体には無害で甘い匂いがする真っ白な煙が充満していました。「実際には、決して煙は吸い込まないよう気をつけてください。できればハンカチやタオルといった布製のもので口の周囲を覆って避難してください。」「マスクは感染症予防にはよいですが、こういった場合には役に立たないんですよ。」といった防災課のかたの説明を皆さま熱心に聞かれていました。

いざ中に入ろうと職員と一緒に進むものの、あまりの視界の悪さにちゅうちょされるかたや、普段とは違う環境のため自分が思っているよりもゆっくりでしか歩けないことを実感されるかたなど。職員も車いすを押して避難するうえで自分の煙対策をどうするか？やはり実際に体験してみないとわからないこともあり、事前の備えの大切さを感じた一日でした。