通所介護事業所
文京向丘高齢者在宅サービスセンタートピックス

和陶芸は土との語り合い、形成の一瞬一瞬が勝負です

2017年11月28日

当センターには開設当初より、陶芸のための窯が設置されています。元区立のデイサービスセンターで、今でも窯が稼働できている所は数少ないようです。技術ボランティアの先生によるお力添えのおかげで、もう15年以上も続けることができています。

いつもリハビリに参加されているNさんは、お父さまの影響で焼き物がお好き。短い時間で土を形成する一瞬が勝負、アイデアは自宅にある九谷焼などの焼き物の器なのだとか。『焼き物は生活に密着している物だから、今度はどんな物を作ろうかと考えるのが楽しみ』とおっしゃっていました。

和陶芸は形成してからしっかり乾燥させることが大切です。せっかくの皆さまの力作にひびが入ったり、割れたりしてしまわないよう…素焼きができ上がるのが1~2カ月後。うわぐすりをかけてもう一度焼いてようやく完成します。お手元に届くのは3カ月以上かかってしまいます。同じうわぐすりでも、発色はその時の窯の機嫌しだいとなってしまうのが、一期一会の出会いで陶芸の面白みだったりします。

今年は恒例の10月の作品展だけでなく、11月25日~26日に文京シビックセンター(区役所)で行われた「いきいきシニアの集い」にも出展しました。